執筆
カテゴリー
Private
趣味
art
海外
テキスト
投稿日
Nov 27, 2023
こんにちわ、事業推進部門の雜賀(さいか)です。
今日は私の趣味であるアートと旅行についての記事を書きたいと思います。
アートに関しては、20代後半から好きになり、その楽しさをいろんな人に伝えたくて、美術鑑賞のワークショップなどもしていました。

また旅行も好きで、これまで10ヵ国以上の国へ行っており、最近も毎年どこか海外へ行っています。そして海外旅行では、最初に現地の美術館にいき、その国の美意識や文化を体験するということをしています。
それから街を歩いてみると、その国の人の文化・習慣、街で使われている色、建造物の特徴など、さまざまなところにその国で通底している美意識みたいなものに触れられる感覚があります。
また美術はその国・土地の文化の上に形成されるものなので、その土地でしか見られない作品があるのも魅力です。

今回は、その中でも面白いなーと思った作品を紹介したいと思います。中には旅行は関係なく、国内の展示会で面白いなと思ったものも取り上げています。
長崎・五島

五島列島にある堂崎教会に飾られた日本画です。五島は潜伏キリシタンの文化があった場所です。250年以上の禁教令後、多くはカトリックへ復帰しましたが、一部の人たちは、仏教とキリスト教が混じった隠れキリシタンという独自宗教の信仰を続けました。仏様に拝んだ手の親指を交差させて十字を作り、隠れてお祈りを捧げるなど、独自の作法があるみたいです。
そこで見た絵が下の絵になります。こちらの絵には、天から降りてくる仏さまがキリストのような西洋的な格好をしていたり、鬼ではなく、悪魔が描かれていたり、本来の日本画には珍しいテーマが描かれています。このような絵が生まれる背景には、先ほどもお伝えした禁教令という文化があり、それが日本の表現と合わさってできた作品です。
旅先でこういった文化と作品を同時に味わえるのがとっても楽しいのです。

東京

次に取り上げるのは、東京都にある森美術館です。皆様も一度は行ったことがある方も多いのではないでしょうか?
ところで皆さん、森美術館がなぜ六本木ヒルズの一番上にあるのかをご存知ですか?ビルの屋上というと賃料が最も高く、本来であれば稼げるフロアなのですが、森ビルは敢えて美術館にしました。
理由は、森ビル創業者の森稔氏が「文化は経済の上にあるべき」という理念があったからだそうです。
六本木ヒルズは東京の顔になるような建物です。その東京の価値をあげるために、美術館を一番上に構え、都市をデザインするという思想がなんとも素敵ですよね。
上野公園・森美術館・新国立美術館は東京の美術館を巡る上でまずは押さえておきたい場所です。
その中でも私が行った展示会で衝撃だったのは、塩田千春さんの展示会です。彼女は、糸をテーマに作品を作るんですが、その表現の強さに衝撃を受けました。
こちらが展示会会場の様子です。異常と思えるほど、糸を部屋中に巡らせています。実際に部屋に入ってみると、塩田千春さんの脳の中、記憶の中にスッポリと入っている気分で、糸はまるでニューロンのようで、初めての感覚でした。
また展示の中には塩田千春さんの文章などもあり、作品を生み出す苦悩なども同時に窺い知れる展示会でした。


すごい作品を目の前にすると、言葉で表現するには、情報量が多くて、ヤバい!としか言えなくなります。表現としては、脳みそに直接突き刺してくる感覚というのでしょうか、そんな不思議な感覚や刺激的な感覚が味わいたくて、私は美術館に行くかもしれません。
アートの面白いところは、一つの作品によって受ける印象が人によって全然違うということです。今回は私と作品の間に生まれる着想をつらつらと綴っていますが、他の方が見たら全く別の体験をします。その人の持っている情報、その日のコンディション、生まれ育った環境、信条など、さまざまなフィルターを通して作品と対峙しますので、作品を通じて自分を知るということへも繋がるのです。
作品と鑑賞者の間に生まれる双方向のコミュニケーション活動、この一連の動作がアートであり、不思議なもので、それを人間は7万年以上前の、人類誕生の時から脈々と続けているのです。
シンガポール

さて、最後に紹介したいのは(他にもたくさん紹介したいものはあるのですが)、シンガポールのナショナル・ギャラリー・シンガポールです。ここは旧最高裁判所を美術館に改築したので、建造物としても素敵です。また東南アジア最大級で作品数もとても多いのが特徴です。
シンガポールは、李光耀政権の元、一気に経済発展した国です。元々は風光明媚な自然あふれる国だったので、自然を題材とした絵があったり、土着の文化を主題にした絵があったりなど、ここまでは通常の収蔵品の領域からでないものでした。


そこからいきなり近代化の波が押し寄せて、急激な変化が景観を変えていく様子が絵画として残っていました。シンガポールが経済発展し、成長をする中で失っていく自然に対する想いや複雑な心情をこの作品から受けました。
経済発展に伴う街の変化をテーマに描いた作品がナショナルギャラリーにある意味なども考えると面白いなぁと思いました。

最後に
旅行はA地点からB地点への水平移動ですが、その国の文化を知るという時間軸的に垂直方向の動きを入れることで、より多層的で味わい深い旅行を楽しめます。
旅行もアートも未知なるものや自分に出会う手段です。この先も色々な土地で様々な経験・出会いをしたいものです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。では、また。
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